『ランチェエスター戦略「小さなNo.1」企業 [読書日記]
今日、外回りから帰ってくると机の上に厚みのある封筒が。
差出人はランチェスター戦略の師匠である、戦国マーケティング株式会社の福永雅文先生。
中には、明日、書店に並ぶという新しい著作。
ここ数年来、日本実業出版社の月刊誌『ニュートップL』に連載されていた「小さなNo.1」企業の記事が本になったのですね。 ご本人もしばらく前、ある程度記事が貯まったら本に出来るね、とおっしゃっていたのを思い出しました。
中をめくると師匠からのメッセージ。 以前ランチェスター学会で一緒に研究した結果も収録されている旨書かれておりました。 で、実際に46ページから53ページまで、学会で発表した内容が掲載されておりました。 もちろん研究は3人で行いましたが、それをこれだけの解り易い説得力ある論文にされたのは福永師匠。 なんとも義理がたいことで、恐縮します。 53ページには研究班の一員として浜松の中村会計の森下の名前まで掲載していただいております。 感謝です。
45社もの成功事例が満載の1冊。 弱者である我々中小企業が学ぶべき事例がきっと見つかります。 是非、ご一読をお奨めします。
45社の成功事例をリアルに分析! ランチェスター戦略「小さな№1」企業
- 作者: 福永 雅文
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2013/04/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
「営業」で勝つ!ランチェスター戦略 [読書日記]
永遠のゼロ [読書日記]
敗戦の色濃い中、特攻として飛び立ったパイロット。
彼が守ろうとしたものは何だったのか。 家族への思い、国家への思い、仲間への思い。
戦争という非常事態における不条理と狂気の中で、誠実に命の尊さと向き合うことがいかに困難であるか。 でも、自分の為に命を賭けてくれた人が守りたかったもののために 、人はまた命を賭ける。 至誠は人を動かす。
それにしても、人はこんなにも純粋になれるのだろうか。 九死に一生という言葉があるが、十死零生という選択肢をとった特攻達の心の中は計り知れないが、なんと美しく清らかであることか。
あまりにインパクトが強くて、まだまとまった文章に出来ませんが、掛け値なしに読んで良かったと思います。 自分にしては珍しく、何度も涙を流しながら読みました。 自分の魂までが浄化されてゆく確かな感触がありました。
戦争のお話、特攻のお話というフィルターにかけることなく、是非、皆様に読んでいただきたい1冊。
「俺には、私には、守るべきものがある」と心に刻んでいる人は大きな勇気をもらえます。
『商人竜馬』 [読書日記]
津本 陽 『商人竜馬』 (2009年11月、日経ビジネス人文庫)
昨年末から年初の冬休みに司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読みました。 一昨年の慰安旅行で京都方面を旅した際に、竜馬にゆかりの深い史跡や展示を見たのが遠因。「竜馬伝」放送の番宣が直接のきっかけ。 近所の本屋で大人買いして一気に読み飛ばしました。 ま、それだけ面白かった訳です。(家族には「遊んでくれない!」と不評でしたが。)
聞けば会社の仲間の山本氏はもう5~6回ぐらい繰り返し呼んでるとか。(ちなみに今は武蔵がマイブームだそうです。)
司馬さんの描く竜馬は維新の志士の一人であり、政治的な側面と志の高さが生き生きと描かれており、人間としての圧倒的な大きさが印象に残ります。 というより、あれを読んで竜馬のファンにならない人はいないんじゃないかなとさえ思われます。
今回読んだのは津本陽さんの竜馬像。 新しい国づくりを目指しながらも、それを最終目標とせず、その上で竜馬が一番やりたかったのは「商い」。 商人を志した人物として描かれた竜馬がその仕事の成果に一喜一憂する姿はなんとも人間臭いです。 交渉上手で、狡猾で、時には無防備クンで、情に厚く、嫁をこよなく愛しつつも手を焼いているといった側面は中小企業の社長さん達の姿とダブって見えてきます。 数多の歴史資料を整理しつくした津本さんの名作です。
『豊臣秀長』 [読書日記]
私が経営を学ぶ「始道塾」における経営問答で、理想のナンバー2とは?という問いかけに、師匠の恩田社長は、「堺屋太一さんの『豊臣秀長』を読むと良い」とお答えくださいました。
兄秀吉は歴史上の人物としてあまりに有名です。その陰に普通では到底解決し得ない諸問題を解決し続け、トコトン兄のバックアップをし続けた弟がおりました。それが秀長。
参謀ではなく、サブタイトルにある様に「補佐役」こそが秀長の本質を現しており、実際読んでみて「こんなナンバー2がいたらトップは本当に助かるだろうなあ。」と思いました。そして果たして自分はどうであるかと自ら問いただしたくなった作品です。
タクシー・ドライバーさん [読書日記]
7日、家族とタクシーに乗るシチュエーションがありました。
個人タクシーさんで、ナンバーが縁起の良い数字の三つ並び。
道々お話を聞きました。
「縁起の良いナンバーですねー。これはお買いになったんですか?」
「私、このお仕事十数年になりますが、前の車の持ち主からナンバーも 一緒に引き継ぎました。なので三十数年の歴史があることになります。」
「それはそれは、老舗の企業さんですねー。」
こんな調子で、終始にこやかなご様子。
もちろん丁寧な運転で、快適に届けていただきました。
そんな、誠実に、しかもご自分のお仕事に誇りをもって働いておられるタクシー・ドライバーさんたちの様子をまとめた1冊をご紹介します。
現場から上がってきた50の実話。
輝いて仕事をしている人たちがそこに存在しています。
もしドラ [読書日記]
まだ本屋さんで平積みのところが多いですね。
かなり早いころに買ったaround50の自分は、本屋さんのレジのおばさんに、表紙の絵と自分の顔をなでるように見られました。
友人は、娘に、「お父さん、なに少女マンガ見て泣いてるの。」と言われたとか。
早くドラマやアニメにならないかという点でも友達と意見が一致してます。
寝ころんで一気に読めるドラッカー入門として、是非お勧めしたい1冊。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
- 作者: 岩崎 夏海
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/12/04
- メディア: 単行本