社長の出身地 [戦略]
中村会計では東京商工リサーチさんのレポートを購読してしています。
9月30日号の記事の中で『全国 社長さんの出身地・出身大学調査』という特集記事がとても興味深かったのでご紹介します。
1.社長の出身地
上位から東京都、北海道、大阪、愛知、神奈川、、、、我が静岡県は第9位です。 この結果、考えてみれば人口が多いところに集中するのは不思議なことではありません。 そこで、次の調査が続きます。
2.社長の排出率
人口当たりの社長排出人数を比率で表しています。 これなら人口の多寡という条件が排斥されますね。
上位から、山形県、香川県、徳島県、大分県、秋田県、、、、、*静岡県は34位です。 各地方ごとの県民性や産業の歴史が垣間見られます。
3.都道府県別社長地元率
出身地で事業をやっている比率です。 個人的にはこの調査結果が最も興味深かったです。
上位から、沖縄県、愛知県、北海道、広島県、静岡県。 逆に地元率の低い方から、佐賀県、鹿児島県、滋賀県、山口県、長崎県。 トップの沖縄県の94.15%に対し佐賀県は65.03%と大きな開きがあります。
ランチェスター戦略の中の地域戦略を考える際、「うちもの」地域か「そともの」地域かという視点があります。 この調査の視点で換言すれば、基本的に地元からリーダーを擁立したいという心理的な力が働くのかのか、他地域出身者でも気にせず社長として迎えやすいのかと言えましょう。 もちろんこればかりではないのですが、社長になろうかという立場の人は、こうした地域性・県民性を知っておいて損はないということですね。
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