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TKC静岡会秋季大学 [事務所生活]

本日の午後は、TKC静岡会の重要研修、「秋季大学」でした。 東部から中部、西部のTKCの先生たちと職員、五百余名が富士ロゼシアターに集い、その見識を高めて来ました。

「研修は仕入れ」 うちのボスの口ぐせです。 うちの事務所の特徴をよく表わしており、TKC静岡会加盟事務所の中でも研修受講時間は極めて多い方に位置していますし、一般企業と比べてもこれだけ研修に力を入れる会社も少ないと思います。 

今日お聴きした講演のうち、専修大学法学部の増田英敏教授のお話は、「租税正義」を核とした、私達の日常業務の意義そのものに触れる内容で、とても感銘を受けました。 時折会場の聴講者を指しながらの双方向の講演はロー・スクールの授業そのもの。 こういう先生は(ご自分でもおっしゃってましたが)大学でも人気あるんだろうなあ。

租税正義はクライアントから「紛争」を遠ざけるキーワードであるということ。 そのためにはぶれることのない理念が不可欠であり、理念は理論により実践に結び付けられ、実践段階ではスキル(技術)が必要である、と説かれました。 そして、その根底には租税公平主義と租税法律主義が流れていなければなりません。

また、上記のスキルをリーガルマインド(法的思考)と呼び、これを私達の仕事の現場におとし込むと、①事実認定を行い、②該当する個別税法の条文から抽出された課税要件を、③事実認定により認定された要件事実にあてはめるという風に整理される、ということです。

難しいことを書きましたが、税法はその適用においては納税者も課税当局も恣意性が介入する場合があります。 この恣意性を排除してジャッジするには正しいリーガルマインドが不可欠であるということなのです。 そのためには正しい事実認定が必要。 ということは正しい証拠収集が必要ということなのですね。 

クライアントの皆様、私達が皆様のことをお守りしますので、是非、これまでにも増して、現場での情報開示にご協力ください。


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