82の手習い [戦略]
昨年の話になりますが、、、
ランチェスター協会のインストラクター研修での一こま。
隣におかけになったご老人。いかにもビジネスのいろんな場面をくぐりぬけて来つつも、なんとも穏やかなたたずまいで、一生懸命研修を受講していらっしゃいました。
休憩の時間に、お声をかけました。
「熱心にお聴きでしたね。」
すると、
「いやー、82の手習いですわ。」
と、関西弁でにこやかにお答えになる。
「浜松から来ております。中村会計の森下と申します。」
と、名刺をお渡しすると、すぐさま、
「三田村です。」
名刺を頂戴しました。
二つ折りの内容たっぷりの名刺の中を開いてみて驚愕。
かつて㈱イトーキさんの社長をやっていらっしゃった三田村之弘さんでした。
「はい、上場したときに社長やってました」
と、さらっとおっしゃる。
今は経営者の勉強会であるミタムラ会の会長をなさっており、中小企業・ベンチャー企業の社長さんの応援の日々だとか。
その一環としてランチェスター戦略をもう一度学びに来たんですよとのお話。
1926年生まれ。
「勉強するのに遅いということはありません。」って82歳に言われるとボヤボヤしてちゃいかんなと、心の底から思った瞬間でした。
*追記
その半年後に、地元の家具やさんで娘の学習机を買いました。
もちろんイトーキさんのにしました。 はい、私は至って単純です。