研修は仕入れ [事務所生活]
会計事務所はサービス業です。 ものを売る商売ではありません。
でも、仕入れをとっても大切にしています。 それが研修なのです。
例えば今月の私はTKC静岡会主催の研修会で、静岡市まで、半日出張が2回。 監査部会という名の所内研修(原則月に1回)が半日。
年間242日の公式稼働日数からして如何にウエイトがかかっているかがお判り頂けると思います。
で、上記研修とは別に、今月から5回シリーズでビジネス会計セミナーも始まります。 これは宮城大学の名誉教授で、公認会計士の「天明 茂」(てんみょうしげる)先生の作られた、経営分析から始まり、戦略会計、キャッシュフロー、ヒアリングからアドバイス、経営計画の使い方に至るビジネス会計の勉強会です。 所内でDVDとテキストを使いながら進める、1回5時間前後の勉強会。 私が進行役を務めることに。
しばらく前から予習をし、準備を行うことで、とても良い復習になりました。 特に天明先生が師の薄衣佐吉(うすぎさきち)氏から教わったという独特の貸借対照表観に強い感銘を覚えます。 損益計算書は解るけど、貸借対照表は難しという社長さん達が多いです。 それを如何に判り易く表現し、本質に迫ったご説明が出来るか。 これは必要とされる会計人の大切な資質です。
今回の勉強会の参加は強制しない自主参加の形で募集をしましたが、わたしと同じ監査部の外回り担当者全員の参加となりました。 10年選手目白押しの我が事務所ですが、ベテランはベテランなりに自身のブラッシュ・アップを目指し研鑚を続けている姿勢が表れているのですね。
顧問先様からも、新しい情報、解り易い情報を発信している事務所であるとのお褒めのお言葉を頂戴しつつ、そのための仕入れコストを頂戴出来ていることに感謝の念を禁じえません。
明日もみんなでしっかり勉強します。
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