決算報告会

法人の決算は基本的に決算日から２ヶ月以内。 

私達の事務所では法人の関与先様に関しては決算報告会を開催し、経営者の皆様をお迎えしております。　今月もたくさんの経営者の皆様がお越しになりました。 

この１年の業績と最新の財務状態、様々な分析を加え、成功要因や失敗要因を確認し、既に走り出している新しい事業年度の予算の確認をする大切な時間です。　もちろん企業さんに出向くのもやぶさかであありませんが、そこに社長さんたちがいるというと、外部からの電話あり来客あり部課の皆さんからの報告・連絡・相談があり、話が分断され、皆さんの頭の中の整理と、心の中の整理がすっきり出来ないことが多くなることから、普段と違う環境である、私どもの事務所で行うようお誘いしている次第です。 

要点を絞りに絞って、だいたい１時間半ぐらい。　朝の９時半から、お昼を挟んで１時間半刻みでコマ取りをしてゆきます。 

数年前、ある企業様にお誘いのお電話を差し上げた時、時刻に関し１０時半スタートを希望されました。　毎年社長夫妻がいらしてくれます。　よくよくお聴きしてみますと、毎年報告会の後は、お二人での昼食会と決めていらっしゃるそうです。　で、ちょっとだけ豪華に鰻などを召し上がって、二人だけのお疲れさん会を続けていらっしゃる。　だからお昼前に報告会が良い、とのご希望でした。　こうして心の区切りをつけていらっしゃるのですね。　もちろん喜んでその時刻でお取りしました。　以来、毎年、同じ時間帯をお取りしています。 

事務所の仲間に聞いてみますと、ほかでも、いつもスタイリッシュにキメていらっしゃると思ったら報告会の後のディナーを欠かさないご夫妻とかいらっしゃいました。 

企業の目標は遠いところにあっても、それを額に汗して１年１年全力投球で刻んでゆく。　その区切りが決算。　でも、決算書が出来上がっても経営者を褒めてくれる人はいないし、経営者にお疲れ様を言ってくれる人も居ません。　ともすれば裸の王様になっている経営者もいれば、決算書にろくに目も通さない経営者もいます。　せめて会計事務所だけは企業様のホームドクターとして決算内容をお伝えしないといけませんし、それと同時に心からお疲れさまと言って差し上げたい。　ですから、これからもずっとずっとお誘い申し上げます、決算報告会。